※画像は、私が毎年末お歳暮と一緒にリピートしている菅乃屋の馬刺しセットです。右上の真っ白な部位がタテガミです。
馬刺しの希少部位「タテガミ」。
「タテガミ」と聞くと、まず「首周りに生えたフサフサの毛」が思い浮かびますが・・・
馬刺しの「タテガミ」とは、毛ではなく肉の部位を指します。
なかなか特徴的な見た目ですが、美味しい上に健康効果も期待できる、馬刺しの中でも特にオススメの部位なんですよ♪
そこで今回は、馬刺しの部位の一つ「タテガミ」の魅力をまとめました!
馬刺しの「タテガミ」とは
「タテガミ」とは、馬のたてがみが生えている部分についている肉のこと。
別名「コウネ(コーネ)」とも呼ばれています。
タテガミの特徴は、なんと言ってもその見た目。
肉らしい赤さはなく、肉の脂身だけを綺麗に切り落としたように真っ白なんです。
「馬刺し」と言われないと、とても肉とは思えません。
何も知らずに食べるのは、ちょっと戸惑ってしまうかも・・・
馬だからこそ味わえる希少部位
馬の部位は「ロース・タン・ハツ」など、牛とよく似ています。
ですが、見た目でわかるように、タテガミは馬にしか生えていませんよね。
当然「タテガミ」という部位も、馬にしかありません。
そして、1頭の馬から少量しか取れない、馬の中でも希少な部位なのです。
「タテガミ」はどんな味がするの?
その真っ白な見た目通り、タテガミには脂肪が多く含まれています。
しかし、脂肪よりも実はコラーゲンを豊富に含んでいるんですよ。
脂身と聞くと、ブヨブヨして脂っこいイメージがあると思いますが・・・
タテガミには、その嫌な脂っこさはありません。
旨味がとても強く、馬の脂の甘みが口の中でまったりとろけます。
コリコリした独特の食感も、ちょっとクセになりますよ♪
そのまま食べても美味しいですが、ぜひタテガミと赤身と重ねて食べてみてください。
赤身肉の旨味と、タテガミの脂の甘みが口の中で混ざり合って、まるで霜降り肉を食べているような味わいになりますよ。
「肉の脂身が苦手」という人も、ぜひ試してみてくださいね♪
脂身なのに脂っこくないのはなぜ?
馬の脂は、牛や豚の脂のような嫌なギトつきや、クドさがありません。
肉の脂というよりも、魚の脂に近くあっさりとしているのが特徴です。
脂っこい肉と聞くと、ちょっと胃もたれしそうですが・・・
脂ののった魚は、旨味が強くてとても美味しいですよね♪
さらに、馬の脂の融点は他の家畜よりも低い為、口の中の体温で脂が柔らかくとろけます。
この融点の低さも、脂身でありながらあっさりと食べられる秘密です。
馬の脂の健康効果
人間の体内で合成ができない為、食物から摂取する必要がある「不飽和脂肪酸」。
馬の脂肪には不飽和脂肪酸が60〜65%ほど含まれ、なんとその量は青魚を超えるとも言われています。
この不飽和脂肪酸には「抗炎症作用」があり、大きな健康効果が期待できます。
不飽和脂肪酸の健康効果
- 血液がサラサラになる
- 高血圧や動脈硬化の予防
- コレステロールが下がる
- 記憶力が上がる
- 便秘の改善
- アトピーの改善
食べるだけでこれほどの効果があるなんて、すごい!
これだけでも、馬の脂は体にとても良いことがわかりますね♪
ただし、タテガミはヘルシーな馬肉の中では珍しく、かなりの高カロリー。
食べ過ぎには、十分気をつけて・・・
まとめ
馬の脂を存分に楽しめる、希少な部位「タテガミ」。
美味しいだけじゃなく、健康にも良いなんて最高に贅沢ですよね♪
「馬刺しをツウに楽しみたい!」という人にもおすすめです。
通販でお取り寄せもできますので、ぜひチェックしてみてくださいね。