生の馬肉を刺身として食べる、馬刺し。
とっても美味しいのですが、食べた事がない人の中には
- 味が想像できなくて食べる勇気がない
- 生肉は臭みが心配
という声も・・・
確かに、あまり食べなれないものを食べるのは勇気がいりますよね。
しかし、こんなに美味しいものを食わず嫌いするのはもったいない!
そこで今回は、馬刺しの人気部位の味と特徴を部位別にまとめました。
【部位別】馬刺しの味と特徴
馬は、他の家畜に比べて生で食べられる部位が多いのも特徴。
数ある部位の中でも、馬刺しとして特に人気なのは主に以下です。
馬刺しで人気の部位
- ロース(赤身)
- クラシタ(肩ロース)
- タテガミ
- フタエゴ
- ブリスケ
- レバー
順に、それぞれの味と特徴を見ていきましょう!
ロース(赤身)
馬刺しといえば赤身、特にロースは赤身の中でも人気が高いです。
馬の背中のお尻側あたりの肉で、脂肪分が少ない部位。
赤身の中で最も柔らかい肉質で、さっぱりしているにに甘みが強いのが特徴です。
馬刺しには、生姜醤油やニンニクをつけて食べるのが定番ですが・・・
美味い赤身は、何もつけなくても旨味を感じられますよ。
クラシタ(肩ロース)
「クラシタ」は馬の肩周りの筋肉。
馬が人や荷物を運ぶときにつける、鞍(くら)をかけるあたりの部位です。
肉質は柔らかく弾力があり、肉本来の甘みと旨味がつまっています。
綺麗なサシが入った部分は「霜降り」や「トロ」とも呼ばれます。
上質な赤身の馬刺しが食べたい人にオススメの部位ですよ♪
タテガミ
馬のたてがみが生えている首筋付近の肉「タテガミ」。
1頭からわずかしか取れない、希少部位です。
ゼラチン質で固まった真っ白な見た目が特徴で、馬の脂身にあたります。
コリコリとした食感と、口の中で甘くとろける脂が最高!
そのまま食べるのも良いですが、赤身と合わせて食べるのが一番のおすすめです。
脂身と赤身の旨みを、一緒に楽しめちゃいますよ♪
馬からしか取れない、馬刺しを楽しむには欠かせない部位です。
フタエゴ
「フタエゴ」は、馬のあばら部分の肉のこと。
白・赤・白と赤身を脂身で挟んだような、ちょっと珍しい見た目です。
コリッとした食感の馬の脂のとろける甘さ、プリプリした赤身肉の旨味を同時に味わえます。
肉1枚で赤身と脂身の良さをどちらも楽しめる、贅沢な希少部位です。
ブリスケ
馬の前脚の付け根部分にあたる、「ブリスケ」。
よく運動する部分なので、肉質はやや固めでコリコリと歯応えがあります。
この部分は、サシが多く入るのも特徴です。
赤身に美しく入った霜降りが、見た目でも楽しませてくれますよ♪
レバー
惜しまれつつも、食べることができなくなってしまった生レバー・・・
でも実は、馬レバーは生で食べることができるんです!
しかも、牛レバーに比べて馬レバーの方が臭みもクセも少ないと言われています。
プリプリと弾力があって、コク深い味わいは絶品ですよ♪
「レバ刺しは苦手」という方も、馬レバーなら楽しめるかもしれません。
ただし、馬レバーはかなりの希少部位です。
お店で見かけた時は、ぜひ食べてみてくださいね。
馬刺しに臭みはないの?
馬刺は生肉ですので、やはり臭みの有無は気になりますよね。
結論から言うと、馬肉は牛豚鶏など他の食肉に比べ、臭みが非常に少ないです。
ひと昔前までは、鮮度や飼料の問題で臭みや肉の硬いものも多かったようですが・・・
現在、馬刺しは基本的に新鮮な状態で冷凍流通されるため、臭みが少ないのです。
さらに、飼料も品種改良が進められ、それが元での臭いはかなり軽減されています。
ただし、鮮度が落ちていると臭みが強くなる可能性が高くなりますよ。
馬刺しを美味しく食べたければ、新鮮なうちに食べてしまいましょう。
まとめ
生肉だからこそ、肉本来の味わいを楽しめる馬刺し。
せっかく食べるなら、盛り合わせで色々な部位を食べてみてください。
少しずつ自分の好みを探しながら食べると、より楽しさが増しますよ。
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奥深い馬刺しの世界に、思わずハマってしまうかも・・・