馬刺しを食べている時、ふと目をやると真横で物欲しそうにしている我が家の愛犬(猫)。
そんなとき、はたして与えてしまってよいのかダメなのか、迷ってしまうものですよね。
犬も猫も肉食動物なんだから、あげても問題なさそうなものです。
でも、やっぱり生肉はちょっと心配…?
犬や猫へ馬肉や馬刺しの生食がどういう影響を及ぼすのか、解説していきます。
犬や猫などのペットへ馬肉をあたえるのはアリ!
結論から言うと、犬や猫に馬肉(生)をあたえるのはOKです。
ただし、メリットもデメリットもありますので、それらを踏まえた上であたえましょう。
馬肉を与えるメリット
馬肉はペットの食事において、特に肉食動物である犬や猫に対して良い影響を与えることがあります。
馬肉はタンパク質が豊富で、低脂肪・低カロリーであるため、健康的な食材とされています。
以下に、馬肉がペットに与える利点をいくつか示します。
- 高タンパク質:馬肉は高タンパク質であり、犬や猫に必要なアミノ酸を十分に提供できます。タンパク質は筋肉の成長や維持、免疫システムのサポートに役立ちます。
- 低アレルギー:馬肉は一般的な家畜肉(牛肉や鶏肉など)に比べてアレルギー反応が起こりにくいとされています。アレルギーがあるペットや食物に敏感なペットに適している可能性があります。
- 低脂肪・低カロリー:馬肉は低脂肪・低カロリーであるため、肥満が気になるペットやダイエットが必要なペットに適した食材です。
こういった健康面の話もさることながら、単純に食いつきがすごい場合もあります。
珍しい食材、新鮮な食材、ということで、ぺろっとたいらげてしまう場合も多いことでしょう。
馬肉を与えるデメリット
ただし、馬刺しや馬肉をペットに与える際には注意点があります。
- 生肉のリスク:生の馬肉には細菌や寄生虫が存在する可能性があります。ペットに生の馬肉を与える際には、適切な衛生管理を行い、新鮮なものを選んでください。
- 骨を取り除く:馬肉を与える際には、骨が含まれていないことを確認してください。骨はペットに窒息や消化器官の損傷を引き起こす可能性があります。
- 適切な量を与える:ペットのサイズや活動量、年齢に応じて適切な量の馬肉を与えることが重要です。過剰な摂取は消化不良や栄養のアンバランスを引き起こす可能性があります。
馬刺しや馬肉を与える前に、ペットの健康状態やアレルギーを確認し、必要に応じて獣医師に相談してください。
馬肉入りのペットフードは?
馬肉を含むペットフードは、犬や猫にとって良い選択肢の1つである場合があります。
馬肉は高タンパク質で低脂肪・低カロリーであり、また一般的な家畜肉(牛肉や鶏肉など)に比べてアレルギー反応が起こりにくいとされています。
これらの理由から、特に食物アレルギーや敏感な消化器官を持つペットにとって、馬肉を含むペットフードは適切な選択肢となることがあります。
ただし、ペットフードを選ぶ際には以下の点に注意してください。
- 品質:高品質な原材料を使用しているペットフードを選ぶことが重要です。添加物や化学物質が含まれていないことを確認し、適切な栄養バランスが保たれているフードを選びましょう。
- ペットのニーズ:ペットの年齢、サイズ、活動量、健康状態に応じたフードを選択することが重要です。馬肉を含むペットフードがすべてのペットに適しているわけではありませんので、個々のペットのニーズに合ったフードを選んでください。
- 獣医師と相談:ペットの食事に関しては、獣医師と相談することが望ましいです。特に、ペットがアレルギーや病気を抱えている場合は、獣医師の意見を聞いて、適切なペットフードを選ぶことが重要です。
馬肉を含むペットフードは、適切な品質と栄養バランスが保たれている場合、ペットにとって良い選択肢となることがあります。
ただし、ペットの個々のニーズに応じて最適なフードを選ぶことが重要です。
犬用の馬肉入りペットフード
単純に犬用の馬肉フードと言っても、様々な種類が販売されています。
ただし、総じて言えることは、普通のペットフードよりも、かなり高級となってしまうということです。
これを常食させるには、かなりの資金力が必要でしょう。
たまのご褒美としてあたえてあげるといいかもしれませんね。
一見すると馬肉とわからないようなフードや↓
馬肉のジャーキー↓
そのまま馬刺しの端肉など↓
実に様々な種類が販売されています。
猫用の馬肉入りペットフード
どうにも馬肉入りフードは犬用の方がメジャーなようです。
販売がないわけではないのですが、犬猫兼用のものが目立ちますね。
犬よりごはんにうるさい猫ですから、あまり普及しないのかもしれません。
まとめ
犬や猫に馬肉や馬刺しを与えるのは問題ありません。
しかし、人間と同じく、その衛生管理や適切な量などの配慮は必要となります。
ちょっと余った馬刺しをペットに少しだけおすそわけ程度なら、なんら問題ないでしょう。
また、馬肉配合のフードは犬猫の健康には良い反面、高級な商品が多いので、そちらにも注意が必要そうですね。